2017.05.17 by haishima
埼玉県さいたま市 ホンダアコード様よりオールペン(全塗装)のご依頼です。
赤色特有の色褪せの状態でご入庫いただきました。
このように塗装の劣化が酷く、所々で割れや剥がれなどの塗膜トラブルが発生しています。お客様はこちらのお車を大変気に入っていらっしゃって、「綺麗に乗りたい」と云うことでオールペンをご検討されたようです。
当店としても全力で新車の輝きを復活させたいという気持ちで取組みさせていただきました。
まずは外せる部品を取外し、痛んだ塗装の表面を全面研磨していきます。酷いところは全て削り取りキズやへこみもこの段階で修理いたします。そして塗装専用ブース内でサフェーサと云う下地塗料の塗装準備になります。綺麗にマスキングをしてたとえ下地塗料でも極力ゴミが付かないように塗装します。
たったの写真4枚でのご紹介ですが、実際の作業はここまでが非常に時間の掛かる作業でした。
サフェーサをザラつかせない様に慎重に塗装します。オールペンのように塗装面積が大きくなるほど塗装作業は難しくなり高度な技術が必要になります。まるでロボットが塗装しているように均一な塗膜を作るのが難しいのです。この後、ブース内で高温で焼付けし乾燥させます。今の塗料は主剤と硬化剤という材料を混ぜることで化学反応を起こし塗膜が新車時と同様レベルで硬化しますので、この焼付け作業がとても重要になります。
サフェーサ塗装が乾燥後、全面を研磨して平滑な肌に仕上げ、いよいよ上塗り作業となりました。赤色は染まりが悪いため非常に塗装回数が増えてしまいます。かといって早く染めようと濃い塗料で塗装すると塗装肌がゆず肌のように悪くなってしまうのです。当店では仕上がりレベルを上げるために薄めの塗料を丁寧に塗り重ねながら平滑な塗装肌を実現いたしました。
この後、高温で焼付け乾燥して磨き作業から部品の取付作業を行います。写真には写っていませんが、今回はドアモールやスポイラー、ドアノブやモールなど全てを塗装していますのでとにかく大変な作業となりました。
磨き作業ではコーティングのノウハウをふんだんに取り入れて塗料の持つ最大限の輝きを実現いたします。長い作業を終えてこのように完成写真を撮る時の達成感はたまらないものがあります。
新車の時はこのように鮮やかな色だったのですね。お客様にも大変喜んで頂けました。
最後にビフォーアフター写真です。
大切なお車を長く綺麗に乗られるならオールペンの検討をお勧めいたします。気持ち良く楽しくお乗りいただけるように当店では全力で取組みさせていただきます。
この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。
【感謝・報恩・貢献】お客様とのご縁に心より感謝申し上げます。
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オールペン(全塗装)は埼玉県さいたま市のドライバーズピット