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ホンダNSX オールペン

2024.04.14 by haishima

埼玉県さいたま市のホンダNSX様よりオールペンのご依頼でした。とても綺麗なお車なのですが、過去に別のお店でオールペンの経験があるようで、今回は色変えのご要望で当店にご用命いただきました。

世界に誇るホンダのスーパーカー 流石にうっとり見惚れてしまう綺麗なデザインです。NSXのオールペンは2度目となりますが、やはり部品の分解作業が大変で壊れやすいため慎重な作業が求められます。

色の塗り替えなのでドアなどのボルトオンパーツ(溶接ではなくボルトで固定された部品)は全て取り外して内側の塗装を行う必要があります。

同じ色で表面だけオールペンする際にはこの作業は不要なのですが、色を変えて内側まで綺麗に塗装したい場合は、今回の様にボルトオンパネルを全て取り外し、内側を塗装するための細かい作業が追加になるのでその分高額になります。

お客様と事前に打ち合わせをした作業範囲をご希望の色に塗装している写真です。これはボルトオンパネルを取り付けした場合に見えなくなる内側の塗装をしている写真です。

後ほど詳細を説明しますが、内側と外側を一緒に塗装できればだいぶ楽になりますが、特にこの色の場合それができないためこのように内側だけ先に塗装を行います。

写真で見ると簡単に見えるかもしれませんが、実際にはここまでの作業も相当な手間と時間がかかります。

外したパーツも内側だけ塗装します。色を変える場合はこれらの作業がかなり大変です(;^_^A

内側は形状が複雑なため、色のかかりが甘くなったり、クリヤーの塗り込みが甘く肌が悪くなったりとかなり難しい塗装作業になりますので、目立たない部分ですがかなり慎重に塗り込む事が必要です。

そしていよいよ上塗り塗装となります。おやっ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボルトオンパネるだけではなく、せっかく外したバンパーなども取付して塗装します。

これは今回塗装する色がホンダNSXの純正色「ロングビーチブルーパールカラー」B-510Pという色で、ブルーのカラークリヤー塗装で仕上げる色なのです。

このカラークリヤーを塗装する色の場合、とても色鮮やかでとにかく透明感もあり綺麗な色なのですが、とにかく難しい。。。。

カラークリヤーの色のかかり方が少し違ってしまうだけで全く色味が変わってしまうため、本来は外して塗装したいバンパーなどの部品も全て仮合わせで取り付けして塗装いたしました。

部品の縁までしっかり塗装する必要があるため。部品と部品の間に隙間を作って、更にその隙間から埃などの異物が付着しないように細かい養生も必要になることから、とても手間のかかる作業となりました。ただ、わずかな色の違いも生じさせないために、このような方法で塗装しています。

カラークリヤーは薄くて透過性の高い塗料を薄く均一に塗装していく必要があるため、専用のスプレーガンを使用してムラを作らないように慎重に塗り込んでいきます。

ちなみにカラークリヤーで塗らを作ってしまうと、メタリックのベースカラーから塗りなおす必要があるので、とにかく慎重に丁寧に塗り重ねを行い均一に青く染めていきました。

とても綺麗な色ですが、やはり塗装するのはかなり精神的に疲れました・・・でも綺麗に仕上がり大きな達成感も得られて大満足です。

塗装後はガッチリと高温で焼付乾燥を行い磨き作業から部品の取付をして作業は完成です。

更にセラミックプロ9Hコーティングもご用命いただいておりましたので、コーティングを施工して完成しました。

やはりカラークリヤー塗装は透明感のある発色がとても綺麗で、作業は大変ですが完成した姿を見るととても良い色だな~とうっとり見とれてしまいました。

お客様にも大変喜んでいただけて一安心です。

この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。

次回はメンテナンスでのご来店をお待ちしております。

感謝・報恩・貢献 お客様とのご縁に心より感謝申し上げます。

ホンダNSXのオールペンとボディコーティングのご用命は埼玉県さいたま市のドライバーズピットへ


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