All Paintオールペン事例

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ミラジーノ オールペン

2019.07.13 by haishima

さいたま市のミラジーノ様よりオールペンのご依頼です。経年劣化で仕方がありませんが塗膜の劣化が激しいですね。ご予算をお伺いして可能な範囲でのオールペンとなりました。

側面はそれ程塗膜の痛みが無いのですが平面パネルは悲惨な状況ですね。クリヤーが劣化してボロボロに剥げておりこの状態では剥離するより方法はありませんでした。ご予算の関係もあり今回は前後バンパー以外は極力部品を外さずにマスキングで塗装する事にします。マスキング塗装の場合は塗膜の際にリスクがありますがご説明の上でご理解頂きマスキング塗装となりました。

平面パネルの剥離作業です。何度やってもこの剥離作業は気持ち悪いです(汗)あまりの見た目の悪さに背中がゾクゾクしてしまうぐらい苦手です。塗膜とは分かっていても・・・・・ただし古い塗膜をすっかりはがしてトラブルの元になる劣化した塗膜を取り除きました。

結構、凹んでいる箇所が沢山ありました。艶が引けているとパッと見分からないようなヘコミやエクボでも、オールペン後に艶が出ると小さなヒズミまで目立ちますのでボデーチェックはとても重要な作業です。又、オールペンといっても板金作業は丁寧に行ないます。決してパテ盛りの様な適当な修理はしていません。

剥離して鋼板が表面に出ている部分にはプライマーを塗布して補修した部分を中心にサフェーサ塗装を行ないます。ご予算の関係で補修箇所以外はサフ仕上げをしていません。この後に一度しっかりと焼付けの乾燥を行い、表面を丁寧に研磨します。そして洗車をしなおして上塗りの準備に入ります。ここまで来ると完成が目の前です。

上塗り前のマスキング作業が完了いたしました。部品を外さずにマスキングでのオールペンのためマスキングに大変時間が掛かりました。部品を外した方が安全に綺麗に塗装ができるのですがどうしても部品を外す場合は別途工賃が必要になりますし、外すと再使用できない部品もあるため部品代も必要になってしまいトータルコストが上がってしまいます。そこでご予算的に厳しい場合はこのようなマスキングでオールペンしています。

そして上塗りの完成です。おやっ?と思われる方もいるでしょう。そうです。こちらのミラジーノ様は色変えオールペンのご依頼でした。レトロなグーリーンソリッドカラーのツーコートタイプの塗装で仕上げています。元色が深いグリーンメタリックでしたが今回はソリッドカラーに変更です。メタリックやパール塗装よりもソリッドカラー塗装の方が工賃も材料費もお安くなります。本来であれば内側もこの色で塗装したいところなのですが、内側を塗装する場合はドア本体を外して分解して裏と表を塗装する事になり大変なコストアップになってしまいます。そこで今回は内側と色が違ってしまうのは妥協して表面だけ新色でオールペンいたしました。隙間から見える部分は内側も塗装していますので違和感無く仕上げる事もできるのです。

そして磨き作業を行い部品を取り付けし、更に今回はクオーツガラスコーティングの施工もご依頼いただきましたので親水性のクオーツをスプレーガンで施工して仕上げとなりました。
マスキング塗装という事で限界もありますが、可能な限り丁寧に塗装できました。
こちらの色はミニクーパーのアーモンドグリーンと云うソリッド色でお客様のご要望で塗装しましたが、レトロな雰囲気のミラジーノにピッタリお似合いで違和感の無い仕上がりになりました。お客様にも大変喜んで頂けました。
オールペンは作業内容が多くて神経を使い、これだけの面積をまとめて塗装するため大変難しい作業なのですが、完成した時の達成感はたまらないものがあり大好きなお仕事です。
この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。
次回はメンテナンスでのご来店をお待ち申し上げております。

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