All Paintオールペン事例

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三菱ギャランフォルティス オールペン

2020.07.24 by haishima

埼玉県の三菱ギャラン様よりオールペイント(全塗装)のご依頼です。パッと見ではオールペンの必要性を感じないのですが。。。よく見ますと。。。

ボデーのあちらこちらに写真のような剥がれや浮きなどの塗膜の劣化が確認できました。これは確かに気になるレベルですね。お話を伺いますと、何度か地元の修理工場で補修したことがあるようなのですが、補修したところからこのように剥がれてきているので何度かお店に相談したが何も対応してもらえず、仕方なく諦めて当店にオールペンをご依頼いただいたという事でした。

まあこれでは同じお店で直してもらっても同じ状況になりそうですね。お客様のご要望とご予算から作業内容を検討していよいよオールペンのスタートとなります。

大きな凹みはありませんが小さな凹みや傷はありますので板金して、劣化した塗膜を研磨して下地用塗料 サフェーサを塗装いたしました。オールペンの場合、塗装する範囲が大きいため埃がつかないように様々な工夫をしています。まずは徹底した洗車です。足回りも含め徹底的に汚れを除去してからブース内に入れています。又、マスキングの材料や方法も色々と工夫しておりまして仕上がり重視と作業効率の両立を考えながらの作業となりました。

このサフェーサ塗装後にガッチリ焼き付け乾燥を行い、塗装面を丁寧に研磨していきます。そして再度洗車を行いマスキングを行ってから又ブース内に移動します。

いよいよ上塗りの塗装準備が完了いたしました。サフェーサの塗装時と同じように丁寧に完璧にマスキングを行い少しでもほこりの付着が防げるように作業を行いました。

カラーベースの塗装が完了しました。この段階でしっとり塗装できないと、いくら上塗りのクリヤーをたっぷり塗装しても綺麗な塗り肌にはなりません。ムラの無いように綺麗に塗装できています。

そしてトップコートのクリヤーを2回塗装いたしました。なるべく綺麗な塗り肌になるように慎重に塗り重ねを行いまして、垂らすこともなくしっかり塗り込むことができました。

カラーベースが約5回のスプレー回数でクリヤーが2回のスプレー回数になりますので最低でも7回ほど吹き付け塗装を行いますのでどうしても小さなホコリが付着しています。それなので焼き付け乾燥後に丁寧に磨き作業を行います。

当店ではコーティングのノウハウを持っておりますので塗膜の塗り肌を生かしながら丁寧にホコリのみ取り除いて綺麗に磨き上げました。

磨き作業後に分解した部品を取り付けて完成いたしました。オールペンの場合は分解する部品が多いため、再使用できない部品はすべて交換になります。そのため年式の古いお車の場合に部品が手に入らないと分解ができないためオールペンを断念せざる負えない場合もあります。ご希望の方は部品の供給があるうちに検討したほうが良いですね。

写真でも分かるように塗り肌をしっかり残して磨き作業を行っています。ホコリの付着が多い場合は全面をペーパーで研磨するため塗り肌ではなく磨き肌になってしまいクリヤー本来の艶を生かしきれない場合があります。なるべくホコリなどのブツをつけない塗装と綺麗な塗り肌を再現する塗装技術とクリヤーの艶を生かした磨きの技術の全てが必要になるわけですね。

新車同様とは申しませんがお客様には大変喜んでいただけました。

この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。

感謝・報恩・貢献 お客様とのご縁に心より感謝申し上げます。

三菱ギャランフォルティスの丁寧なオールペン 板金塗装は埼玉県さいたま市のドライバーズピットへ


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