2018.02.26 by haishima
埼玉県さいたま市のホンダアコードセダン様よりオールペイント 全塗装のご用命です。以前当社でオールペンを行いました事例をご覧になってこの度当店にご依頼いただきました。
当店をご利用になるのは初めてのお客様でしたが同じお車のオールペン事例があった事でご相談頂きました。
写真をご覧になるとお分かりの様にかない色褪せが進んでいて汚れもこびり付いている状態でこのままお乗りいただくには気分的に厳しい状況でした。それでも大切にお乗りいただいていたようでエンジン等の調子も良く室内もとても綺麗にされていて、ボデーがオールペンで綺麗になればきっと鮮やかに蘇る予感がするお車でした。同色での塗装なので内側は塗装せずに外側のみのオールペイントになります。
まずは分解作業から始めます。このお車はドアの分解がとても手間が掛かります(;^_^A 何度やっても時間が掛かってしまいます。今回はモールやエンブレムなど新品部品に交換するものが多数ありました。これはもう既に生産廃止になっている部品がたくさんありメーカー在庫が2個とか3個しかない!!と云う部品が幾つもありましたのでどうせオールペンするなら!と新品部品があるうちに交換することになりました。
過去事例のカプチーノのオールペン時も同じ状況でしたが少し年数が経過しているお車の場合、部品の生産が中止されているものが沢山あり綺麗に乗りたくても交換できない と云う状況が多くあります。今回のアコードのようにオールペンをご検討の方は部品があるうちに早め早めに決断されたほうが良いと思います。
分解後はキズやヘコミを修正して全面を下地用塗料のザフェーサを塗装する準備となります。この際もなるべく小さな埃などをつけないように事前に洗車を行い塗装専用ブース内で完璧にマスキングを行いサフェーサーを塗装していきます。
サフェーサーを塗装するとブース内で焼付け乾燥を行います。表面温度60度程度まで温度を上げてサフェーサーの主剤と硬化剤を反応させて乾燥ではなく硬化させていきます。硬い塗装皮膜を作るわけですね。その後、表面を細かいペーパーで研磨を行い 又洗車を行ってボデーを綺麗に洗浄して上塗り塗装用のマスキング作業になります。
マスキングは隙間から埃などが入り込まないように、又塗料が余計な部分に掛からないように丁寧にマスキングしていきます。このマスキングで埃の付き方も変わりますのでより丁寧で慎重な作業が必要になります。ここまで来ると後はひたすら塗るだけです。とても隠蔽性の悪い塗色なので塗る回数が多くて右手がパンパンに張ってしまいしびれるように疲れてきます。濃い塗料を塗れば塗る回数を減らせるのですがそうすると塗り肌が出来てしまうためクリヤーを塗った時にとても違和感のある塗り肌になってしまうため、薄い塗料を丁寧に塗り重ねています。
ちなみに塗装経験うん十年となりますが、それでもやはり塗装時は緊張するものです。特に塗装枚数が増えるほど難易度も上がり塗装時間も増えるため緊張感の持続が難しくなり失敗することもあります。ただ失敗すると何倍もの追加作業が増えるため「絶対に綺麗に塗装する」と気合を入れて一気に塗装作業に入っています。今回もミスする事無く一気に塗装して完成いたしました。
塗装後に焼付け乾燥させ全面を磨き上げ部品を取り付けて、今回はクオーツガラスコーティングを施工しています。
写真で分かるとおりヘッドライトリペア塗装とアルミホイール塗装も行い新車同様・・・とは云いませんが気持ち良く快適にお乗りいただけるレベルに仕上がっていると思います。
お客様には2ヶ月ほどお待ちいただきましたが大変喜んで頂けました。クオーツガラスコーティングの効果もあり永くきれいにお乗りいただけることと思います。
次回はメンテナンスのご来店をお待ち申し上げております。
この度は数あるショップから当店をお選びいただきまして誠にありがとうございました。
【感謝・報恩・貢献】お客様とのご縁に心より感謝申し上げます。
ホンダ車とアコードのオールペン 全塗装のご依頼はオールペイントの実績豊富な埼玉県さいたま市西区佐知川のドライバーズピットへご用命ください。
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